ケア・福祉について相談したい:介護支援専門員(ケアマネージャー)

監修 独立行政法人国立病院機構 相模原病院 神経内科 医長 長谷川一子先生

「介護支援専門員」とは、介護保険法に基づく各サービスを利用できるよう各施設等との連絡調整等を行い、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識及び技術を有する方で介護支援専門員証の交付を受けた方をいいます(介護保険法第7条5より抜粋追記)。

「介護支援専門員」は、ケアマネージャー、あるいはケアマネと呼ばれています。

介護保険で認定された要介護者や要支援者の人の相談や心身の状況に応じて、介護保険あるいはその他、必要とされる利用可能なサービス(訪問介護、デイサービスなど)を受けられるようにケアプラン(介護サービス等の提供についての計画)の作成や、市町村・サービス事業者・施設等との連絡調整を行います。最低月1回はご自宅を訪問し、患者さんの様子を確認します。

パーキンソン病の患者さん、ご家族の方へ

地域包括支援センターで、担当のケアマネージャーや適切な事業所を紹介しています

日常生活で支援が必要な時は、介護保険の申請が必要です。審査結果に合わせてケアマネージャーが介護サービス計画書(ケアプラン)を作成します。ケアに関する情報を患者さん向けに整理し、計画を立てます。

地域包括支援センターに相談すると介護保険の申請の手続きとあわせて、先々のケアについて適切な事業所や担当のケアマネージャーを紹介してもらうこともあります。介護保険サービスを受ける前から地域包括支援センターを調べて情報を積極的に活用してみましょう。

ケアに関する情報を、患者さん・ご家族の状況に合わせて整理し、計画を立てます。

ケアに関する情報を、患者さん・ご家族の状況に合わせて整理し、計画を立てます。

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