Vol.40 耳寄り情報お知らせします。

3月3日は耳の日。
普段は意識せずに使っている耳ですが、その健康状態についてはあまり気にしたことがない、という方も多いのでは。
というわけで、今回は耳の健康についてちょっとお耳を拝借。
みなさんは、なぜ年をとると耳が遠くなるかご存知ですか。人の声は低周波の母音と高周波の子音からなるもの。しかし、年をとるにつれて、音を感じる細胞は減少します。そのため高周波の音が認識しにくく、話し声などが聞きづらく感じるのです。また、補聴器をつけていると、冷蔵庫のブーンという音や水槽のブクブクという音が聞き取りにくさの原因になることも。場所を変えるなど、ちょっとした工夫でずいぶん楽になることがありますよ。

また、耳の遠いお年寄りには、話し方にも工夫が必要。耳もとで大きな声を出すよりも、静かな場所で口の動きが見えるように、ゆっくり、はっきり話しかけましょう。口の形や動作、表情で、言っている内容が理解しやすくなりますよ。部屋の中には、厚手のカーテンやカーペットを取り入れるのも効果的。雑音を吸収して、音が聞きやすくなります。また、耳にとってはストレスも大敵。耳鳴りやめまいの原因になるので、ストレス解消を心がけましょう。大好きな家族の声や音楽を聞く大切な耳。いつまでも元気でいたいものですね。

掲載年月 2003年03月

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