Vol.41 爪をみつめて健康診断。

そろそろ会社や学校で健康診断が始まる頃ですね。
そこで今回は自分で手軽にできる健康診断法をご紹介します。
それは爪のチェック。
みなさんは爪を骨の仲間だと思っていませんか。
実は、爪は角質層が変化してできた皮膚の一部。すぐ下には血液が豊富に流れています。そのため、体調によっては血液中のヘモグロビンが酸素や炭酸ガスと結合して色が変わったり、爪の形状が変化することも。爪は健康を映し出す鏡なんですね。それでは、実際に爪をチェックしてみましょう。

まず、爪の中央がスプーンのようにへこんでいたり、上から押さえてピンク色に戻らず白いままなら、貧血のサイン。鉄分を多くとるよう心がけましょう。また、爪に出る横のスジは過去の病気の名残なので、生活習慣や食生活の見直しをおすすめします。ただし、縦のスジは病気とは関係がなく、爪の老化現象なのでご心配なく。ほかにも、昔の時計皿のように、中央が異常に盛り上がって指先を包み込むように伸びた「時計皿爪」には肺や心臓の病気の可能性が。爪が急に変形したら要注意ですよ。あなたの健康と深い関わりのある爪。これからはお手入れをかねて、健康のチェックをお忘れなく。

掲載年月 2003年04月

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