Vol.69 行楽のご予定は、ツメまでしっかり。

爪を切り過ぎると、行楽の秋が台無しになる。
意外なことかもしれませんが、本当にありえる話です。
ちょっと足下を見てください。
爪先の角のあたりが赤くなっていたり、押すと痛かったりしませんか。
実はこれ、「巻き爪」のサインです。巻き爪とは爪が横方向に巻いている状態で、ひどくなると爪の角がトゲのように皮膚に突き刺さり、歩くのがツライほどの痛みを伴います。そうなるとお出かけどころではありませんよ。今は痛みがなくても、山登りやスポーツなどで爪先に大きな負荷が掛かり、痛みが出ることもあるのでご注意ください。

さて、巻き爪の原因ですが、主には爪の切り過ぎと考えられます。深爪により爪の下の肉が持ち上がり、爪が圧迫されて伸びにくくなります。そして巻き込みが起こり、爪の先の両端が皮膚に食い込んだりするのです。深爪を避け、白い部分を1mmほど残して切るスクエアカットで巻き爪を予防しましょう。また、歩く機会が減っていることも一因だとか。日常の歩行は、下から掛かる力で爪を平らに広げようとする作用があるそうです。爪先に余裕のある靴で、かかとから地面に足を着くように歩いてみましょう。次の休日は爪も時間も切り詰めず、伸び伸びとお出かけしませんか。

掲載年月 2010年10月

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