Vol.78 リズムは朝からつくりましょう。

新年度が始まるこの時期、何か新しいことに挑戦したい、と思っているあなたへ。ぜひおすすめしたいのが、朝時間の活用です。夜遅くまで勉強や仕事をして頑張っている人も多いようですが、効率から考えるとそれは少々疑問。実は一日のなかで集中力が高まるのは、一般的に朝といわれています。夜の脳は、くたくたに疲れているだけでなく、日中の様々な情報がひたすらバラバラに積み上がっているような状態。睡眠は、その疲れを取ってくれるとともに、情報を整理し、作業効率の高い脳内環境をつくってくれます。とはいえ、急に夜型から朝型生活に変えるのは難しいというもの。まずは、規則正しい生活リズムを身につけることが大切です。そもそも地球の自転周期は24時間。対して、人間の生体時計は25時間周期。このズレを調整する鍵となるのが、太陽の光です。朝の日光を浴びると生体時計がリセットされて、朝を起点としたリズムがつくられます。また、睡眠を促すホルモンである「メラトニン」が分泌され始めるのは、光を浴びて約14時間後くらいから。朝の活動は、自然と早寝につながるというわけです。朝の寒さもゆるむこの季節、寝坊して気持ちのいい朝の時間を無駄にしてしまうのは、もったいないですよ。

掲載年月 2013年04月

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