Vol.95 その姿勢が 「ネック」です。

今、新聞を読んでいるその背中、丸くなっていませんか?デスクワークやスマホ操作などで猫背になる機会が多い現代。頸椎のカーブが失われ直線状になる『ストレートネック』も、慢性的な首・肩こりを招く一因となります。壁に背をつけて顎を引いて立ったとき、後頭部が壁につかなかったら要注意。ストレートネックの疑いがあります。なんとか後頭部が壁についた方も、猫背気味の人はご用心。首の後ろがこり固まってしまうと、体の老廃物を排出するリンパの流れが滞り、疲労物質が蓄積されて、体のだるさなどの症状が現れたりします。

猫背改善には、両手と膝を床につく姿勢がおすすめ。腕をまっすぐ伸ばして体を支え、背中の力を抜くと、自然と背中が反って筋肉が緩みます。また、スマホなどの操作が長時間にわたる際は、時々、首の筋肉を休ませること。15分に1回は、首の後ろで手を組んで頭を反らして筋肉を緩める習慣づけを。ちなみに、昔の人がよくしていた「たすき掛け」ですが、実は猫背予防に効果的です。自然と胸を張ったいい姿勢が維持できますよ。寒さの厳しい季節こそ、背筋を伸ばし姿勢を正して、健やかにお過ごしください。

掲載年月 2018年02月

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