副作用はどうして起こるの?

副作用の原因はいくつかあります。なかには避けられない副作用や、体質によって予測が難しいものもありますが、くすりの飲み方を守ることで副作用のリスクを下げることもできます。ここでは副作用はどうして起こるのか、副作用をできるだけ防ぐにはどうすればいいのかを紹介します。

主な副作用の原因

[ 避けられないもの ]

くすりの成分で起こる副作用

効き目が強く、切れ味の鋭い処方された薬ほど、主作用のために必要な血中濃度と、副作用が起こる危険性のある血中濃度の差が少ないものがあります。
多少の副作用よりも、くすりの主作用によるメリットが大きい場合は、使用を続けることもありますが、使用を続けるか中止するかの判断は必ず医師・歯科医師、薬剤師の指示に従ってください。

[ 注意すれば避けられるもの ]

自分の体質や体調

卵アレルギー、牛乳アレルギーなどの体質による副作用は、以前の経験を記録して、正確に過去の副作用歴を伝えていれば避けることができます。また、症状によって処方されるくすりは異なりますので、自分の症状を正しく医師・歯科医師、薬剤師に伝えるようにしましょう。

くすりと食べ物との相互作用

処方されたときに、食べ物との飲み合わせも医師・歯科医師、薬剤師から説明してもらえます。できるだけ聞き逃さないようにし、くすりの作用を阻害するものや、副作用を招くものは避けるようにしましょう。

くすりとくすりの相互作用

くすりによってはいっしょに飲むと作用を打ち消してしまったり、作用を強め、逆に副作用を招いてしまったりすることがあります。くすりを複数飲んでいる場合は、何を飲んでいるか事前に医師・歯科医師、薬剤師に伝えることで、余計な副作用を避けることができます。
現在、飲んでいるくすりを『おくすり手帳』につけて、くすりを管理するのもよいでしょう。

[ 避けられるもの ]

くすりの飲み方が正しくなかった

くすりは定められた用法・用量で飲むことが副作用のリスクを低下させる基本となります。決められた量以上を一度に飲んだり、飲むタイミングを間違えたりしなければ、副作用のリスクはそれだけ低くなります。

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