パーキンソン病 用語集:ま~わ行
監修 村田美穂先生
ま行
無動(むどう)
パーキンソン病の運動症状の1つで、動作がゆっくり(緩慢)になったり、少なくなったりする状態を無動と呼んでいます。
ら行
レビー小体(れびーしょうたい)
パーキンソン病の患者さんの脳の黒質には、レビー小体というタンパク質の塊が多数みられます。レビー小体の主な成分であるアルファ・シヌクレインと呼ばれる異常なタンパク質が、神経細胞にダメージを与えることが分かってきたため、レビー小体がパーキンソン病の発症にかかわるのではないかと考えられ、研究が進められています。
レム睡眠行動障害(れむすいみんこうどうしょうがい)
睡眠時には、体も脳も休んでいるノンレム睡眠と、体は休んでいても脳は活動しているレム睡眠とが交互に現れます。夢をみるのはレム睡眠時で、この時、夢を現実のように感じて、眠りながら大声を出したり暴れたりすることをレム睡眠行動障害と呼んでいます。